始めに
私がアイウォーク2.0(i WALK)の購入のきっかけは、左足のアキレス腱の一部分断裂から完全断裂になった事がきっかけでした。
最初は子どもとふざけて遊んでる時にふくらはぎ辺りで、プチっという音と共に違和感を感じて整形外科を受診してみると、「一部分断裂」と言われて全治一週間との事でサポーターを用意して一週間過ごしました。
それから先生の言う一週間辺りで調子が良くなった為、サポーターを外してガツガツと家事をこなし始めた矢先、今度はブヂっと今まで聞いた事のない音がふくらはぎの辺から聞こえました。
「はい! アキレス腱が完全に断裂!!」
手術と保存療法とあるけれど、私は保存療法を選びました。
確かに手術の方が幾分早く治るみたいたけど、完治にそこまでの緊急性がないのであれば保存療法で十分のようです。
ここからアイウォーク2.0との生活が始まります。
あらかじめ述べさせてもらいますが、
私はスポーツをしていたわけでもなく、普通の主婦です。
そんな私がアキレス腱を切るなんて怪我をするなんて想像すら出来ない程、実はアキレス腱断裂という怪我をする危険性は意外と日常にあるようです。
アキレス腱断裂により松葉杖生活に涙していた妻を見た夫の優しさにホロリ
かれこれ10年程前にひざの怪我をした際に松葉杖にお世話になった事があります。
その時は犬を飼っていたので、松葉杖で散歩に連れていった程に松葉杖に慣れてるつもりでいたのに、10年の歳月は恐ろしく、見事に衰えた自分の体を再認識さえさせられました。
両脇筋肉痛になるわ、段差は登れないわ、家事なんて両脇に松葉杖を抱えていたら出来ないし! 惨劇です。
しかも何度も後ろやら前やらにこけそうにもなるし………。
そんなんだったら近くにいる主人の母にお願いすればいいのだけれど、それはそれでかなりのストレスになってしまう私としは、頼むより自分で何とかこなす方向を取りたかったわけですよ。そんな私の気持ちを察したのか夫がネットでアイウォーク2.0を購入してくれました。
ネットはいいですね、次の日には届きますもんね。
アイウォークの取り扱い説明書をよく読んでみたら思わぬことに気づいた
この松葉杖の最も特徴的な機能は、両手が自由に使えるハンズフリータイプと書いてある文章がまず先に目に飛び込んできました。
ほほ~。ハンズフリーとな!? 両手が使えるなんてなんて夢の様!
老若男女問わず、子供から大人までのギブスの日常生活歩行補助に一本 片方でどちらの足にも対応(適応身長:約150~195cm)と適応身長が書いてありました。
ほほぅ~、適応身長150㎝から………!!!?
せっかく買ってもらったのに私には使えない!?
というのも私の身長は147㎝のちびなのです。
変な汗が出て来ました。が、とにかく説明書の通りに1度装着してみることにしました。
適応身長の人が装着した感じは⇧の写真の様な感じになるのですが、
小さい人が装着すると、⇧の〇で囲んである固定具が恥骨のあたりにガツガツぶつかって
これがまた地味に痛いわけですよ。
固定具の高さ調整が出来る様なので、下げられるだけ下げてみました。
しかしながら結果はあまり変わらず………。無駄な買い物をさせてしまった! ~と頭をかかえていると………。
参上! 低身長の強い味方厚底ブーツ!!
我が家は一家でスノボ好きな事から、常に我が家にはスノーブーツがあるのです。
雪国で履ける様に出来ているおかげで厚底にも出来ているし、滑り止めもついているんですよね。
それを最初に思い出したのは娘でした。ナイッス!
早速右足にスノーブーツを履き、左足にアイウォーク2.0を装着。
バッチリでした。
見事に3、4㎝の差をうめてくれました。
ちなみに、この時の季節が10月位でうっすら寒くなってきた季節でしたので、厚底ブーツでオッケーでしたが、真夏や暖かい季節でしたら他の厚底靴の用意をお勧めします。
アイウォーク使用時に必要とされるグッズを紹介
ここで今回アキレス腱断裂の保存療法時に必要と感じられたグッズを紹介したいと思います。
まずは先程にも紹介した厚底ブーツや厚底靴。
次にサーポター。
これはアキレス腱を切った方の足のひざに使うものです。
意外なのですが、これがあるのとないのでは段違いです。それもひざの部分が厚めなパットの様な柔らかい素材で作られているものをお勧めします。
なぜかと言うと、150㎝以上の人ならないのかもですが、150㎝以下の場合は厚底靴を履いて差を埋めているとはいえ、右足との高さの差分がアイウォークを装着している足のひざにちょいちょいかかってくるんですよ。
サーポーターの形は、脱着時にマジックテープなどで止めたり付けたり出来るタイプをおすすめします。筒状の形ですと、怪我をしてギプスをしている部分にくぐらせて装着する事になるので大変です。
あとは、寒い季節になりかけ位の時に活躍するのが靴下カバーです。
特に外出時に重宝しました。アキレス腱を切った方の足先が寒くなってくると
その冷えから傷が痛く感じるので、痛みを感じない為にも温める事をお勧めします。
次は松葉杖です。もし病院で松葉杖をレンタルしている状況であれば、病院のものよりももっと軽量な松葉杖がネットで探せばいくらでもあるので、
今後もまたけがをしてしまった時にも使えるので、1つ位購入しておいてもいいと思います。
そして、頼んだ松葉杖が届いたタイミングで病院から借りていた松葉杖を返しに行きましょう。早く返せば返すほど返金の金額も変わってくるはずです。
あと忘れちゃいけないのは、腰痛ベルトです。
これは腰痛持ちの人は特になのですが、アイウォーク2.0を装着している期間はアキレス腱を切った方の足の痛みやらむくみやらで気が付かない事が多いのですが、
意外に腰にも負担はかかっています。
その状態を放置していると折角アキレス腱がくっついた! と喜んでも辛い腰痛に悩まされる時間が始まるなんて考えただけでもぞぉ~っ!!! とします。
そうならない為にも、最初からセットにする位の気持ちで揃えた方がいいと思います。
ちなみに私は以前通っていた接骨院で紹介された
ダイヤ工業さんの腰痛ベルトに日々助けられています。この腰痛ベルトは結構すぐれもので、巻く位置をかえるだけで骨盤ベルトとしても使えます。
良かったらチェックしてみてください。⇩⇩⇩⇩⇩⇩
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アイウォークを装着して1か月間過ごしてみての感想
腰痛ベルトやら厚底ブーツやらひざのサポーターなどをそろえて完治1ヶ月と言われていた期間を過ごしてみました。
松葉づえいらずとは書いてあるものの、慣れないものには慎重にとりくむべし!
という事で、最初は松葉づえを使いながらゆっくり立ってみたり、ゆっくり歩いてみたりとならしていきました。
1、2日位で慣れると思うので、そうしたらもう松葉づえはいらなくなります。そうなったら家事も少し工夫は必要ですがこなせる様になりました。
段差も楽勝です。
立ったままサックスを吹く事も問題ないです。
買い物も問題なく出来ちゃいました。
ただ、ちょっと疲れた時は誰かに甘えてスーパーなどに設置してある車椅子を押してももらって買い物もありかと思います。
ちなみに、YouTubeで他の人がアイウォーク2.0を装着しているものがあったので勉強のために見ていたら、アイウォーク2.0を装着したまま走る事も出来ます! って言っていたので私も走れたりするのかと思っていましたが、
やはりあれは身長が規格内の方だから出来る技なのだと諦めました。((笑))
アキレス腱のくっつき具合を判断するのはMRIの画像診断によるものでした。
アキレス腱断裂と診断された時は特にレントゲンを撮るなどの画像的な診断もなく先生の触診で判断されていたので、くっつき具合も先生の触診かと思いきや
「これからMRIを撮って確認します」
と、言われて別の病院での撮影を案内されました。
後日出来上がった物を先生に見てもらうと、キレイにくっついているとOK! サイン
を頂きました。
「これもアイウォーク2.0を装着していたおかげだね」って言ってくれました。
家に帰って夫に伝えると、そうだろうそうだろうと満足気にニコニコしてました。
最後に
無事にアキレス腱がくっついたとはいえ、ここから更に1ヶ月が大事です。
ここで無理に動き回ったり、急な動きをしたりしてしまうとまたアキレス腱が切れかねませんので、
ここからの1ヶ月はゆっくりゆっくり慣らしていくいく事をお忘れずに!
今回アイウォーク2.0との出会いに感謝です。
アイウォーク2.0を装着しての生活を送った事で、キレイにアキレス腱もくっついたことだし、
どこかに出かけると言っても全く苦になりませんでした。
まあなんにせよ、やっぱり2本の足で歩ける事がこんなにも素敵な事なんだって実感しました。
お疲れ様でした~。
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